舞台は、遙か過去の火星に。リリカもダレルも、まだ火星の大学生だった。しかし女王ヘレナは、宇宙怪物ブリューリに憑依され、自身もほぼブリューリ化してしまっていた。このままでは、火星人は共食いの中で、やがて破滅するのは明らかだったが、女王とブリュ
ーリに支配されている火星人たちは、そこに思いが至らない。リリカとダレルは、次第に不満を抱き始めていた。一方金星では、両性具有のビューナスが、権力を握っていた。新しい核融合爆弾を作り、ヘレナに対して権力の座から降りるようにと、迫るのだった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-29 13:44:04
586873文字
会話率:56%
ブリューリによって汚染された地獄は、アルベルトが噴出させた散布剤で救われた。しかし、幸子さん以外の女神様達も、新しい地獄長も禁断症状で苦しんでいた。一方幸子さんは、お饅頭とお酒を頂きながら、幸せの絶頂の中で消えてゆく。マムル医師逹は、真白な
世界を歩き続けて、どこかにたどり着いたのだったが……。アルベルトは、地獄の地下で百五十年を過ごしてしまい、『彼女』と会う機会は、すでに失われてしまったようだっだった。アリムはタルレジャ王国の第三王女の暗殺を実行しようとしていた。アヤ姫様も消えてしまった後、未来の地獄で、地獄長は思わぬ人に再会?する。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-22 13:51:56
6179文字
会話率:26%
『彼女』とマムル医師、ママムヤムは、白い空間に閉じ込められていた。完全に鬼化した『彼』が監視役として残された。医師は、その空間からの脱出を図ろうと画策していたが……。『彼女』の婚約者は、幸子さんに言われていた通り、『不思議が池』を再び訪れた
そのその幸子さんは、ヘレナの生き写しであるヘレナリアから、ある作戦を言い付けられていた。その男は生きたまま『地獄』に送られる。ブリューリは、すでに『地獄』を支配してしまっていたが、駆除薬を散布されて危機に陥った。『地獄』に落ちた男は、おかしな光と出合う。一方先に鬼人間となっていた『元副署長』は、東京で大出世していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-11-20 18:01:38
20939文字
会話率:76%