少年は、力を持っていた。
人間とは常軌を逸するほどの。
しかし、少年はそれを使うことを避け、平々凡々とした生活を送っていた。
だが、運命はそんな少年を許しはしなかった。
次々と起こり来る少年への危機。
超能力に溺れ、他を殺戮するだけのバケモ
ノとなるか。
それとも――精神の遥か上に存在する僅かな光を掴む者となるか。
少年は、その二つの“選択”の中心で、揺れ動く。
※現代日本超能力SFものを書いていく予定です。シリアス要素を多めに含みます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-15 20:18:27
95855文字
会話率:20%