冒険者マルスは、過酷な訓練をしてもなかなか強くなれなかった。
ところがある日、地球から転移してきた少女がきっかけとなり隠れていた才能が開花する。
マルスによって、地球産のアイテムがその真価を発揮していく。
オークに囲まれてピンチの時、玩
具の“トランプ”が召喚された。
「この武器借りるぞ! うん、オークによく刺さるな!」
「ちょっと! それ、使いかた違うからっ!!」
マルスはなんでも武器として使っていく……。
そんなマルスは、千の武器を使いこなす者『サウザンドマスター』と呼ばれるようになっていく。
少女は今日も叫ぶ。
「わたしのブラジャーを振り回さないで~!!」
別の日、マルスは発する。(なぜかドイツ語で)
「くらえ! クーゲルシュライバーだ!!!(ボールペンだ!)」
――異世界の空をボールペンという名の小型ミサイルが飛ぶ――
そんな物語がここに始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-07-26 12:58:15
50718文字
会話率:24%