スグルは、平凡な毎日に嫌気がさしていた。
報われない努力。変わり映えのしない日常。エリートの両親から生まれた普通過ぎる自分。
そんなものすべてがつまらなく思えていた。
しかし、十月十日の晩。
スグルは『この次のページには何か素晴ら
しい事が書けますように』と日記に書いてベッドに入る。
そして再び目を覚ました時には、そこは見知らぬ遺跡の中だった。
そこで出会った少女、メグルと旅をしていくうちに、結局は徒労に終わると考えていた努力の大切さ。変わり映えのしない日常の素晴らしさを知っていく冒険ファンタジー。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-10-22 19:08:56
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会話率:41%