普遍と異変が交差する都市『露希』で、寝起きの男はボヤいた。
「ミコちゃん、あんな夢みせるくらいなら死ぬなよぉ。俺はあの日を思い出す度に、死にたくてたまらなくなるんだぜ?でも、その夢のおかげでなんとか生きてるのも確かか……」
死んだ婚約
者に、こじつけの様な文句を言い放ち男は電話を取る。
「ゆりかごから墓場まで。この世にあるものなんでもござれの『岩戸屋』店主、平坂ナギヨシです。冷やかしですか?それとも……ご依頼でしょうか?」
混沌とする街の何でも屋『岩戸屋』を構える三十路の男、平坂ナギヨシは今日も今は亡き婚約者との約束を守り生にしがみつく。
死にたがりの男が織り成すドタバタバトルコメディ。素敵な日々が今始まる……!!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-30 13:33:20
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会話率:51%