婚約者であるサイジェイ・クウォット第二王子と男爵令嬢フィアンヌ・アディの口づけを目撃したビュレアモ・ギーディ侯爵令嬢は、反骨心からカツラ屋で髪を抜いてもらい、坊主にしてもらう。そして両親にサイジェイとの婚約を解消してもらうように頼んだ。
ビュレアモの意見は聞き入れてもらい、晴れて自由の身になるが、ひょんなことから“人工池”という単語を耳にする。
サイジェイの兄で痩せぎすなセジュアト・クウォット第一王子と話し、人工池の調査を決めるビュレアモは、義兄であるヴェルゼダに「“ツルピカ令嬢”呼ばわりされている」と馬鹿にされる。
数日後、セジュアトの連れてきた動物学者、アリュード・ナアトンの提案で人工池の藪刈りと掻い掘りを行うことにするビュレアモとセジュアト。
学園の生徒やギルドの労働者、アリュードの弟子たちを加えて行われた大規模掃除は思わぬところに波及し……
なお、主人公の元婚約者より義兄が出ています。
ちなみに【pixiv】に投稿したものをバリバリいじってます。【pixiv】版タイトル「このよき日に行われる水入れは成功する!」
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-01 15:18:02
14949文字
会話率:32%