この世界には音を持ち、安定した音とともに世界の一部になる種族「アディサリ」そして音を持たず、アディサリの音の安定化の務めを果たす「コンソルジャー」がいた。
コンソルジャーはある事件を境にひどく冷遇されることとなり、その末裔である「ソル」
は多数のアディサリから迫害を受け続けていた。
しかし、いつの日からか音にノイズが走り、狂化の一途をたどる感染病が蔓延しだすと、アディサリはソルの複製品の故障を危惧して彼を血眼になって探し始めた。
ところがソルは4年ほど前に忽然と姿を消していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-12-03 13:32:02
7924文字
会話率:56%