高校三年になって間もないある日、佐野康弘は奇妙な夢を見た。
ただの夢として捨て置くことは到底できない、鮮烈な解像度をもって映し出されるヴィジョン。現実と見紛うその世界で、一際異彩を放つ、ありえざる存在。
夢全体を覆う恐怖の対象であるその異形
は、やがて佐野たちの現実に降り掛かる災厄として意識され始める。
その夢における死が何を意味するのか。その夢は本当に現実になり得るのか。
確かなことが何一つ分からない中で迎える、佐野たちが最適と信じて選んだアプローチの結末とは……?
◆「普通の高校生がこんな状況に置かれたら、どういう反応をするだろうか」と考えながら作ったお話です。
◆全体で約10万文字。一カ月程度で完結する予定です(下書き有)。
◆とにかく多くの人から素読みの感想を聞きたいと思っています。
◆なので、より多くの目に触れられるようブックマークや評価でご支援いただけると、ありがたいです。
※カクヨムさんでも同時投稿してます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-01 16:49:13
103007文字
会話率:29%
「BACKWORKER’S ROCK」シリーズ外伝第二弾。
賞金稼ぎのマックスとディーノは、幼なじみでコンビを組んでいる。
一般家庭に生まれたディーノと、治安の悪い貧困街で生きるマックス。体格も性格も真逆な二人は、少年時代は互いだけが信用で
きる存在だった。家族から顧みられない“居場所のない子ども”だった二人が唯一心を開けた大人は、気が小さくて優しい“画家のおっちゃん”だけだった。
狭くて息苦しい世界に生きる子どもが、自分の居場所を守るために戦った、瘡蓋(かさぶた)の記憶の話。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-04-15 19:00:00
69802文字
会話率:29%