「洋子、世の中にはまだ貴女の知らない事が沢山あるのよ」
幼馴染が送ってきた自動車学校の入校申込書には何故か普通自動二輪の申し込みに印がしてあった。免許を手にして、しかしその数か月後、幼馴染は逝去してしまう。身を切られるような悲しみを時間だけ
が薄めて行った。
やがて月日は流れ、洋子は就職する。男性社会の中で、女性だからって理由で負けたくない。洋子は業務に励むが、自分の不注意で同僚を怪我させてしまう。
同僚の代わりにお手伝いとして参加したのは、洋子にとって初めてバイクのレースだった。レースが終わり、ちょっと体験のつもりでバイクに跨ったのに。。。
「洋子さんがバイクに乗る理由って何なんですか?」
素朴な質問を受けて、彼女はこう答える。
「胸がドキドキするの。快感ってやつ? もう病みつきね」
※この作品は
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-11-14 15:25:27
165378文字
会話率:62%
大好きだった父を亡くし、父の死を受け入れらず悲しみに暮れる仁美。
そんな仁美を立ち直らせてくれたのは、父が遺したハチロクだった。
正式名称スプリンタートレノ、型式はAE86で通称ハチロク。
この物語は一人の少女がハチロクを通じて、車の楽
しさ、難しさ、奥深さを知りながらいろんな人と出会い、経験し、成長していく物語です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-09-02 12:15:30
88231文字
会話率:25%
「私に乗ってみない?」
この世界では、女の子が自動車に変身する。
女の子はマシン、男の子はドライバーとなり、サーキットの最高峰、グランドモーターサイクルの優勝を狙う。
主人公「伊藤幹英」はAutomobile Technical Sch
ool(通称ATS)のドライバー研修生。
成績はドベ。まともに自動車を走らせることも出来ず、次のテストを落ちてしまうと落第もやむ無しとされているため、本人も諦めモード。
ひょんなことで助けた女の子、「涼香」からジムカーナの小さい大会に出てみないかと誘われる。
まともに運転出来ないと思っていた幹英だったが、その大会で予想外の出来事が起き、運命の歯車が回り出す。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-13 23:13:26
3739文字
会話率:49%
若者の自動車離れが叫ばれてもう何年経つだろう。
自動車人気を取り戻したい自動車業界は『女子大生』による競技会開催という奇策に打って出る。
当初は奇異の目で見られるも業界のバックアップによりアイドル的な人気も博し年々熱気は増していく。
しかしその人気の根底を支えるのは『速く走りたい』と真摯に車と向き合う女子大生たちの姿であった。
これはそんな彼女たちの成長を描く自動車活劇である。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-03-31 17:46:35
37087文字
会話率:58%