――『異世界なんて、ズルして騙せば解決だ』
ある日唐突に、とある学園に通っていた生徒たちは異世界へと召喚される。
その際、謎の意思に導かれて彼らは各々が望む力を与えられ……た、はずなのだが。
「何その上から目線、メッチャムカつ
く」
「団体行動? 嫌だよそんなの。無理無理」
「ヒャッハー! 良い魔物は経験値になった魔物だけだー!」
その中に一人――あろうことか己を召喚した存在にケチをつけまくり、異常事態にも関わらず混乱する集団から即脱走し、自由気ままに魔物に襲い掛かる少年がいた。
何故だか一緒について来た幼馴染と共に、彼は超危険地帯であるはずの大樹海でたくましく生き延びる。
これは王道(テンプレ)を邪道(イカサマ)で粉砕する、口の悪いひねくれ者の錬金術師の物語。
あるいはやがて、異世界の救世主になるかもしれない傲慢な少年の英雄譚。
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カクヨム様にも投稿させていただいております。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-12-13 18:07:31
13158文字
会話率:16%