「桃! しっかりせえ!」両肩をつかんでつよくゆするが、恍惚界から帰ってこない。結局ビンタした。いいんだなぐって……ずいぶんさくっとお姫様のことなぐったけど……。正気にもどった少女が、きまり悪そうに前髪をつくろいながら立ちあがり、俺をにらみつ
けてきた。頬はまだ赤い。「……そ、そうです! なんか、なんだ、そうですよ!」一瞬何か言おうかと思ったけど、やめた。―――本文より。転移したのは、大概のことに突っこまざるをえない世界だった。自らの命運をかけて、ツコムは世界に突っこみ続ける。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-24 09:04:55
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会話率:42%