彼らの世界はたった一つだった。
その世界の中で彼らは、勇者であり、英雄であり、救世主であり、最強であった。
たった一つの世界の中で、彼らは特別な、唯一無二の絶対的存在だったのである。
だがある日、彼らの世界は交わった。
交わった世界の中で
、彼らは自分以外の特別な者達の存在を知る。
しかし、彼らの日常は変わる事なく過ぎていくだけだった。
自分達が檻に囚われた、哀れな罪人であると気付かずに⋯⋯⋯。
彼らの世界が交わる時、劇的なる者達が牙を剥く。
これより幕が上がる物語は、異世界ファンタジーの黙示録。
これは、物語を終焉に導く物語⋯⋯⋯。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-08-01 00:01:24
89206文字
会話率:56%