北上椋一は、待ちに待った高校二年生になった。
昼は学生、放課後は母の経営する喫茶店のお手伝いをしている忙しい毎日を送りつつも二年生という期間を待ち望んでいた。
隙間時間には趣味であるギャルゲーをプレイする事で、毎日女の子の扱いを学ん
でいた椋一は、ただただ自分の理想を追い求める様になっていた。
椋一の通う学校には伝統的な行事がある。
それは……二年生のみが参加可能であるお嬢様学校との『交流会』。
これはチャンスとばかりに意気揚々と参加する椋一だが……その小さい『選択』の一つ一つが積み重なり、少しずつ青春を動かしていくことになる。
幼馴染、先輩、同級生、それにお嬢様達……ギャルゲーが教えてくれた二年生という恋する時期。
そこに偶然か運命か、自分の理想とはベクトルの違うがクセのある女の子達が集まって来てしまった!
はたして、女の子の好感度を高め、椋一の青春はちゃんとエンディングを迎えられるのか!?
――これは、椋一の可能性の物語である。
※この物語はフィクションです。登場する人物・団体・名称等は架空であり、実在のものとは関係ありません。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-06-23 00:12:42
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会話率:42%