ある日、白川進は突然、住む家をはじめとする財産の全てを失ってしまう。
途方に暮れる進に、海外で働く父親から謝罪とこれから頼るべき場所のメールが届き、その言葉に従って行動するが、そこは怪しげな雰囲気漂う謎の新興宗教団体だった。
身の危険
を察した進は、妹の歩を連れて逃げ出すが、その先で待っていたものは、更なる絶望だった。
この話は、白川進と、彼を取り巻く一癖も二癖もある人々との触れ合いを通じて、家族の在り方について問う物語です。決して、お父さんが頑張って三百万円相当の豪華景品獲得を目指す物語ではありません、あしからず。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-02-15 23:14:46
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会話率:42%