2020/11/17 完結しました。
※番外編の投稿用に、暫定的に【連載中】に変えております。
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――何かを忘れたように淡々と陽が昇り、月が出る。
七つの都市と七万の人口を抱える街、新都ラピスは今日も平穏だった。そこは、共
同体を保つために人間が「生産」され「役割」の名の下に歯車として働く、人と社会の使役関係が逆転した世界。ラピスの最高権力機関・統一機関に所属するリュンヌは、読書家で人との関わりを苦手とするところ以外、ごく一般的な研修生として暮らしていた。19歳の秋、幹部候補生に抜擢される研修生が発表される日の朝に、異言語を話す少年ティアがやってきたときから、彼女の日常は、そしてラピスという世界は、徐々に変化していく。
形を変えゆく世界のなかで、自身を変革してゆく人々の群像劇。
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リュンヌ・バレンシア(ルナ)……
本作の主人公。統一機関の研修生。事なかれ主義で厭世的、消極的でごく少数の人間としか関わりを持とうとしないが物語の中で次第に変化していく。本を読むのが好きで、抜群の記憶力がある。長い三つ編みと月を象ったイヤリングが特徴。
ソレイユ・バレンシア(ソル)……
統一機関の研修生。ルナの相方で幼馴染。ルナとは対照的に非常に社交的で、人間関係を大切にする。利他的で、時折、身の危険を顧みない行動を取る。明るいオレンジの髪と太陽を象ったイヤリングが特徴。
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※ガールズラブ要素は10章5話のみ
※同様の小説を「NOVELDAYS」「ノベルアッププラス」でも公開しています。励みになりますので、よろしければ評価や感想、ブックマークをお願いします。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-08-14 21:10:06
1513799文字
会話率:48%
オレンジの髪に、茶色の瞳の少年、橙悸。
彼がこの薔薇園へ訪れるようになった理由とは。
少年が〝オレンジ薔薇〟に惹かれる理由とは――
最終更新:2016-04-01 11:53:16
3807文字
会話率:10%
ある日、父親は娘に『5分のお茶会と半分の月』と言うお話を読み聞かせるが、物語の主人公アレスは女性を見捨ててしまい……
父「おい!幼児に読み聞かせていい話なんだろうな!?」
娘「ねえ。ゾンビさんとスケルトンさん、まだ~?」
※冬童話201
2に参加した『お姫様とスケルトン』から200年後のお話です。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-06-14 22:10:24
25905文字
会話率:36%