エルグランド王国には、とある有名な伯爵令嬢がいた。
その麗しい美貌で老若男女を虜にし、意のままに動かす。逆らう者には容赦せず、完膚なきまでに叩き潰し、己が楽しみたいがために多くの人間を不幸にしてきた。
美しくも冷酷、鋭い刺を持つ『氷の薔薇』
――。
「えぇと、それ、誰の話?」
これは、やることなすことあさって解釈される伯爵令嬢が、後宮という女の戦場で、四苦八苦のちなんとか幸せになろうとする、お話。
☆追記☆
2013年8月12日、株式会社フロンティアワークス、アリアンローズ様より、書籍化されました!
こちら共々、よろしくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-04-26 23:30:38
1792427文字
会話率:54%
それは、『悪の帝王』クレスター伯爵家の娘に側室の内示が降る、数ヶ月前のこと。何も知らない彼女たちは、新しい年をどのように迎えたのだろうか――。
※アリアンローズ有志作家による新年短編企画、参加作品です。
あくまでも作家による企画ですので、出
版社、編集部様とは関わりございません。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-01 09:00:00
12942文字
会話率:53%