恋愛線が見えたって、いい事なんてひとつもない……。 好きな子には、告白する前にフラれるし、 恋のキューピットになんて、なれるはずもない……。 恋なんて、クソ食らえっだ! えっ? ウソ! 僕の――子供?※エリュシオンライトノベルコンテスト最終
選考作品折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-08-22 21:00:00
42155文字
会話率:29%
鈴が鳴っている。それを忘れる筈なんてなかった。
忽然と消えてしまった好きだった人。残されたのは『紫の空』という謎だけだった。
きっと守るからと鈴に約束を懸け、きっと見つけると願う今、けれど、血で染まった少女が笑う。
それは見たくない
光景。瞼を閉じて閉ざしたい瞬間。でも、鈴が鳴り響いている。好きだった彼女に渡し、一緒に消えた鈴が、此処にいるよと、ちりんと鳴り響く。
守ると約束した筈なのに守れない。見つけると約束したのに、既に果てた美で笑う。
どうしようもない擦れ違いの物語。赤く染まった華は、そこにあった。
これは涙で作られた鈴と、血で汚れた夢のお話し。
どうしても許せない自分と、自分より大切なダレカの物語。
学園の日々は過ぎて行く。日常は通り過ぎて、くるくる回った。そして、あの人はもういない。
欠落として抱く果てに、夢は散った。
残された匂いは過去を思わせる金木犀のもの。けれど、それさえも現実を侵食していく。
もう居ない。もうないのだと。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-18 19:00:00
128463文字
会話率:24%
恋愛線が見えたって、いい事なんてひとつもない……。
好きな子には、告白する前にフラれるし、
恋のキューピットになんて、なれるはずもない……。
恋なんて、クソ食らえっだ!
えっ? ウソ! 僕の――子供?
最終更新:2013-04-18 19:00:00
116413文字
会話率:37%
天使と悪魔、その僕が人類を脅かし始めた頃、人類にも若い世代を中心に新たなる力が目覚めた。
アウル――そしてそれを有する者を撃退士(ブレイカー)と呼び、育成機関「久遠ヶ原学園」にその多くが所属していた。
戦いなど知らない少年少女達に戦い
方を教え、依頼があれば各地に派遣するその学園に新入生としてやってきた「柴野 透」は、何故か天界を捨てた堕天使「ティーネ・サムエスト」と魔界を捨てたはぐれ悪魔「ゲネス・ベセルスス」とチームを組むまされる事となった。
水と油なこの2人に前途を感じる透であったが、そこはそれ。
気持ちを切り替えそれなりに分かり始めた頃、誰よりも大切にしようと過去の出来事で負い目を感じている友人、山崎 菜緒が危機に直面していると聞かされた。
「今行く、菜緒!」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-18 19:00:00
62848文字
会話率:34%