辺境の山奥の村に聳え立つ神殿で暮らす風の神子の旭は大好きな許嫁の闇の神子、サクヤの異変に戸惑いを感じていた。
彼は本来物静かで優しい素朴な少年だったのに、左目が疼くと眼帯をして、怪我もしていないのに包帯を巻いたり、腰には鎖を付けたり到底
理解出来ないファッションになっていた。
おまけに言動も仰々しくなっていて、周囲の人間を名前ではなくまどろっこしい呼び方で呼んでいた。
そんな許嫁の異変に戸惑いながらも愛を貫く世間知らずのわがままヒロインと自称闇の力に目覚めた出オチ感満載なヒーローの恋愛成長物語です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-25 23:22:34
466266文字
会話率:56%
未知の生命体に脅かされる地球。『蝕』と呼ばれた彼らに対抗するべく人類は『魔法士』を育成した。外崎遥斗は生き別れになった両親や双子の妹を捜索するため。魔法士学園の『調査科』に入学し、蝕の溢れる壁内を調査することになる。初めての壁内調査実習で、
遥斗は同じクラスの孤高の美少女里見リオンに目をつけられた。教師の目を盗んで隊列を抜け出した2人の前に、巨大な蝕が現れる! 落ちこぼれかけの生徒の身ではいかんともしがたく、死を覚悟する遥斗にリオンはこう告げた「いいから黙って時間を稼いで」と……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-12 19:34:20
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会話率:52%