お姫様と、魔法使いの若者は、おたがいに愛しあっていました。ところが、王様は、二人の仲をみとめられませんでした。魔法使いの若者を最果ての土地に追放し、王宮に高い高い塔を建てて、姫をその塔の頂上の部屋にとじこめました。若者のことを忘れるまで、
この塔からは出さない、そう命じます。お姫様は、でも、恋人のことを忘れませんでした。そして——。
しいなここみ様の「砂糖菓子のような甘いラブストーリー」企画参加作品です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-02-07 09:00:00
3040文字
会話率:24%