光の女神と闇の女神。
良い女神と悪い女神。
神話の時代の不思議な力が残る世界。
人々は皆、光の女神と同じ金髪に青い瞳で産まれてくる。
綺麗な金と青を持つ者ほど強く尊ばれる世界で、持っていて当たり前の色を持たずに生まれていた色無しのトウコ。
黒と紫。
皆が忌み嫌う闇の女神の色を持って生まれた忌み子のトウコ。
色のないトウコとは真逆の光の女神に愛されたような、色を持つ恋人のリョウ。
トウコとリョウを暖かく見守るオカマのマリー。
恋人とオカマと暮らしつつも孤独を抱えるトウコ。
そんなトウコの前に不思議な青年が現れる。
何故トウコは持って当たり前の色を持たずに生まれたのか。
トウコが生まれた理由はあるのか。
トウコが不思議な青年と出会う時、世界は動き出す。
かもしれない。
トウコに執着するリョウと、胃が痛くなりながらもそれを見守るマリーに、3人をかき乱す謎の青年。
倫理観が壊れた男女がイチャイチャしたり喧嘩したり戦ったり、オカマを振り回したり振り回されたりするお話です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-10-26 07:14:38
19433文字
会話率:28%