少し運動神経が良くて少し頭が良くて、何をやらせてもそれなりにこなす事ができ、天才なんて言われる事もたまにあった。学校生活も順調で家でも何不自由なく暮らしていた高校三年生の宮本繋。
彼はある日突然激しい頭痛に襲われ道路の上から動けなくなってし
まう。そこに迫ってくる車を彼は避ける事ができず轢かれてしまう――なんて事は無く、目の前にはいつの間にか馬車が!?ってここ異世界!?
チート?祝福? そんなもの無いけど死にたくないから努力はします。
何故彼は異世界転移してしまったのか、元の世界での悩みと向き合いながら答えを見つけ出す。
【俺は天才が嫌いだよ】
彼の苦悩、そして彼を待ち受ける運命とは――
これは一人のありふれた天才の物語である。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-11-10 22:27:52
59095文字
会話率:34%