「迷い家」――遠野地方に伝わる話で、そこを訪れた者は、何であれ一つを選んで持ち帰らねばならないという。
その「迷い家」に、ふとしたはずみで出会ってしまった小学生が二人。魔法のスクロールを選んでご満悦の女の子を尻目に、何を選ぶべきか途方に
暮れた男の子。半ばやけくその愚痴混じりに「迷い家」を選ぶと……驚いた事に受理されてしまう。ただし〝収蔵品〟も〝備品〟も別扱いの未完成状態で。
その後、無事に元の世界に戻れたのはよかったが……使い方も鍛え方も判らない魔法を貰った女の子と、どこで建築中なのかも判らない「マヨヒガ」を貰った男の子。二人のささやかでおかしな冒険が幕を開ける。(第一部 五年生 一学期)← 今ココ
小学生の述懐という体裁なので、会話やモノローグではいつもより漢字を少なめにして、凝った言い回しも減らしています。ただし、二人以外の会話やモノローグなどはこの限りではありません。また、二人が愛読しているようなラノベに出てくる単語や言い回しは熟知しているものとして、漢字のままにしています。
R15と残酷描写は保険です。
【お断り】
本作に登場する地名・人名・歴史・道徳・法律・価値観・慣習・伝承などは架空のものであり、現実のそれとは無関係である事を、予めお断りしておきます。現実で作中人物と同じような行動をとった場合、何らかの法規に抵触するかもしれませんのでご注意下さい。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-15 21:00:00
200365文字
会話率:63%
*一話完結*
一日ヒマ無し忙しい。太陽が逃げる、月が追う。そしてまた太陽は昇り、西に向かって逃げて行く。そんな忙しない日々を送る、真面目でぽややんなバツイチ子持ちの何でも屋<俺>が出会ったのは、ちょいと地味な男前、古美術雑貨取扱店慈恩堂の真
久部さん。その怪しくも胡散臭い笑みに、気がつきゃころころ転がされ、<俺>は一体どうすれば。ほんのり不気味、ほんわり怖い。これはそんなお話です。
『一年で一番長い日』の続編ですが、そちらを読まなくても大丈夫です。
楽天の自ブログからの転載です。<俺>の名前は出てきません。作者は、ブロンジーニの『名無しの探偵』テレビシリーズと『金鳥小説・父子水』のファンです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-01-15 06:57:56
794478文字
会話率:48%
宇宙飛行士であるわたしは、太陽系外惑星の探査を命じられる。長期間留守にするため、恋人と別れを告げたわたしに、彼女は待つと言ってくれた。帰ったら彼女と結婚しようと決め、わたしは宇宙船に乗り込む。
最終更新:2018-12-02 00:00:00
4340文字
会話率:19%
©銘尾 友朗 掲載日2017年 05月18日 21時11分 無断転載を禁じます。
長年、愛用していた車が壊れてしまった中年の男性。
新しい車を購入することになったのだが!?
今、車離れとは言われてますが、逆に車が無いと生活出来ない地区も
あるわけで。
そんな家族の一コマを切り取ってみました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-05-18 21:11:49
2459文字
会話率:41%
沢木葵は不思議なものが見える。転入したばかりの学校で、葵は真っ白い蛇に巻き付かれている巳神という男子に出会う。ある日、蛇が見えていることを知られた葵は、巳神の蛇に噛みつかれてしまう。
「ごめん。沢木さんをうちに嫁がせるために、蛇神さんが嫁の
印をつけちゃったみたいだ……」
若干ヘタレ眼鏡男子と、没個性にこだわる消極的女子の物語。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-07-26 17:00:00
20014文字
会話率:48%