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先輩らが卒業した後に、演劇部で一人残された部長、新藤リョウイチ。彼は現生徒会長である上代カンナによって廃部勧告を受けていた。廃部にしない為の条件は二つ。
・部員を五人以上集めること。
・公演などして活動
実績を作ること。
頭を悩ませた彼の元にやってきたのは、一人の白ギャル。
「一年C組、瀬川サクラコ! 演劇やりに来ました~!」
経験上、彼の毛嫌いしている陽キャであった。
その後、幸運にも彼の元に集まってきたのは、幼馴染のひよこ饅頭と通りすがりのダビデ像。何とか四人にまでこぎ着け、彼らは残り一人の部員を求めて稽古を行うが。
「お前なんか来なきゃ良かったんだッ!」
「……クズ」
活動実績を作ろうと行ったある公演にて、事件が起こる。
これは不器用な彼らが必死になって織り成していく、青春の即興劇(エチュード)。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2023-10-25 17:00:00
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