□あらすじ□
物語はフィクションだ。
リアルじゃない。
誰だって知ってる、あたり前の話。
それはラブコメだった同じこと。
リアルにはラブコメにありがちなお兄ちゃんラブの妹とか、物心つく前から家が隣同士の幼馴染とか、突然隣の
席に転校生がやってきて、案内係を申し付けられるとか。そんなこと、あるわけがない。未来人も宇宙人も超能力者もいなければ、おかしな団体をほっそくしたがる頭のネジが数本外れた顔だけは良い女も、友達の出来ない黒髪美人と一緒に過ごす放課後も、隣に引っ越してくる中二病な女の子も、全ては想像上の産物だ。
そのはず、だった。
なのに、
「あ、やっと起きた。もう、遅刻するよ?」
突然だった。記憶の節々が曖昧どころの騒ぎじゃない俺の周りには何故か、ラブコメ前夜な知り合いや、環境が整えられていた。
やがて、一人の少女と出会う。印象的な出会い方。これがラブコメならばきっと、メインヒロイン間違いなしだ。
が、彼女は言う。表のメインヒロインは別にいると。
そして、自らのことを「トゥルーエンドのヒロイン」と、そう称する。
物語はフィクションだ。
リアルじゃない。
誰だって知ってる、あたり前の話。
それはラブコメだった同じこと。
けれど、もしかしたら、僕たちが気付かないだけで、すぐそばに転がってるかもしれない。
これは、そんな“もしも”のお話。
□作品について□
・基本的に18時更新です。
・途中までの更新となります。以降はカクヨム版をご覧下さい。
(最終更新日:2023/01/01)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-01-12 18:00:00
35006文字
会話率:21%
いや、先日買った乙女ゲームの一人目を無事に攻略し終わったので、周回プレイしようと思ってたんですよ。でも、ちょっと疲れたんで携帯ゲーム機を枕の横に置いて、一眠りしようかな、なんて考えてて。まあ寝ちゃったんですけど。
そして今ね、目が覚めたらな
んか、違う場所にいるんです、私。
どうしよう、ここ私の部屋じゃない。
なんだか見覚えがある気もするけれど、え、ていうか知らない天井どころの騒ぎじゃないわ。
鏡に映っている女の子、この子、だれ?
え?私が、私じゃ、ない?!
この子、もしかして…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-10-31 01:56:17
6516文字
会話率:9%
そこは、神が実在する世界…天上の大神、地上の神獣。各々が独自のルールに拠って領域を支配している世界。
そこは、魔術のある世界…科学技術と魔術が同時に発達し、人々の生活体系の根本に双方が根付いている世界。
そんな世界で、科学と魔術、そ
して魔術を以て顕現する人智外の武器『神器』について学ぶ学園に、一人の少年が編入してくる。
無双の力を持ちながら、気の向くままに力を振るうことを是としない少年は、そこでそれぞれ業を背負った少女たちと出会うことになる。
――少年は決して、必要以上の手を差し伸べるようなことはしない。
それでも、その圧倒的な力を以てして、理不尽な結末へと至るはずの未来をハッピーエンドへと導いていく。
とまあ、そんな感じのシロモノです。
徐々に徐々に強さが明らかになってくのが好きです。ゆるゆりとお付き合い下されば幸いです。
ブックマーク、評価、感想などなどお待ちしております。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-06-26 00:02:22
406932文字
会話率:30%