僕は、女子高生として潜伏しスパイ活動をしている、宇宙人だ。
地球人となんら変わりはない……この腹部を除けば。
母星から転送されて10年、残り2年で任期満了。
後は悠々自適の年金生活が待つものと信じてきた。
活動資金の入金が滞り、貧窮して
いく潜伏生活に限界を感じて、
奇矯に振る舞う男性社員、荒くれ者の女性漫画家。
地球人の規格から外れた2人しかいない安アパート「分室」で、
18禁の破廉恥なゲームソフトを制作するアルバイトを始める。
そこに5日前、届いた通信。
『 惑星破壊爆弾デ 母星ハ爆発シ 数日後 消滅スル 』
それを最後に母星と連絡が取れなくなった……。
ちょっとむかし、すこしふしぎ。
そんな現実世界の恋愛ものです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-01-04 18:26:34
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会話率:43%