侯爵家の娘であるマリーローズは、従者のいれる紅茶を愛している。幼い頃従者に紅茶をいれて貰うために努力を重ねた結果、完璧な令嬢になった。
ただ、欠点と言えばいつも紅茶を飲んでいること。周りからは『紅茶姫』と呼ばれる始末。
そのせいで王太子の婚
約者になったのにもかかわらず、王太子からは距離を置かれてしまっている。
でもマリーローズはそんなことは気にしない。
「紅茶と従者さえいれば、私の人生は薔薇色よ」
争い事が絶えぬ世の中を、マリーローズは紅茶と従者と共に乗り越えて行く……はず!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-03-11 20:20:30
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会話率:30%