私の名前は『多々良葉 鈴蘭 ータタラバ スズランー』
漢字の圧が凄い。
だが、もちろん本名じゃない。所謂『ペンネーム』ってやつだ。
職業は『作家』と言えば聞こえはいいが、正確には『の、端くれ』
一応、物書きをしている。
ヒット作ゼロ
。ボツ作品は山のよう。
苦節およそ五年。いや嘘。十年くらい。
書いては悩み、捨てては悶え、通してはボツ。
泣きたい。
できれば嫁に行きたい。相手は未定。てか、居ない。でも嫁ぎたい。
そんな感じで地面を這うように日々を過ごしていた私に、この日、なんと! 実に約半年ぶりに担当の編集者から連絡が来た。
「あのぉ~多々良葉さん、実わぁ~、今年の秋から『ざまぁ創刊号(仮)』ってラノベ雑誌が出ることになりまして~。編集会議で、若手作家の登竜門? みたいな位置づけにしようということにぃ。……書けますぅ~?」
声のトーンが妙に鼻につく。これがうちの担当、桜庭。
通話してきたと思ったら、勝手に了承したことになっていて?
いやいや、私、受けてないよね?
勝手に了承したみたいに会話進めた挙句、話聞かずに通話切ったよね?
なんだよ桜庭。あいつ絶対、ざまぁされればいい。
さぁ、私はざまぁが書けるのか!
それとも、桜庭がざまぁされろ!という願いが届くのか。
それとも、私・多々良葉は、無事に嫁げるのか。
そんな感じのハートフル? な、物語になる……はず。
※舞台は、私の妄想・架空世界のお話です。
※不定期更新です。
よろしく宜しくお願いします。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-07-06 07:50:00
30021文字
会話率:34%
【祝】名無しの権兵衛様より【鬼畜神】の称号を頂きました。
【祝】名無しの権兵衛様より【鬼畜神+】にレベルアップさせていただきました。
■あらすじ (主人公視点)
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12歳の時に
神様からもらえる『ギフト』。英雄に憧れたオレは、英雄と同じ『爆宴の彷徨者』を望んだ。
それが、不幸の始まりさ。
オレはただ、英雄になって楽して可愛い嫁が欲しかっただけなんだ。
ある日、村が何百年に1度の森の大氾濫で魔獣の群れに囲まれてしまい、オレは英雄の『ギフト』を使う事になる。そこからオレの波乱万丈な冒険の旅が始まる。
■本当のあらすじ(作者視点)
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『なろう』で良くあるから主人公に最強チートな『ギフト』を与えたは良いけれど、人の話を聞かずに暴走しまくりで手に負えない。主人公作りに失敗した。
こんな変態ロリコンは死んだ方が良いよ。
とにかく、ひどい目に遭ってもらおう。ラストはバッドエンドで良いよね?
女主人公にした方が良かった?いやいや、女の子にこんな事やらせたらまずいでしょ。
■注意
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胸糞要素が含まれています。
気分が悪くなっても、がんばって読んでください。
主人公は特殊な訓練を受けています。
良い子も悪い子も絶対に真似しないで下さい。
本編には作者は登場しません。たぶん。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2020-07-04 07:10:40
141196文字
会話率:29%