これは、守矢神社の現人神であり風祝の少女、東風谷早苗が外の世界で生きていた頃のお話。彼女が外の世界で過ごした軌跡。何故彼女は風祝となり、諏訪子や神奈子と関係を持ったのか。そして、彼女達が幻想郷に来る事となった経緯。その秘話が彼女自身の口か
ら語り明かされる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-06 17:04:21
46940文字
会話率:44%
ある夏の暑い日、立華隼人はトラックにはねられて死んだ。
そう、死んだ筈だった。
彼の葬儀の最中、突然隼人は生き返ってしまう。
「どうして俺は生きているんだっ!」
自分に何が起こったかもわからないまま、終わった筈の彼の日常は再び動き始
める。
そんな時、隼人は屋上でクラスメイトの穂神湊に出会う。
そして、彼女は隼人の秘密を知っていると言い放つ。
「あなたは、悪魔に憑かれてしまった人間よ」
絶望と苦難の待ち受ける立華隼人の第二の人生が始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-01-03 19:12:36
94596文字
会話率:42%
暇人は冒険の書(日記)を読んだ!
『今日も辺境に住む暇人は暇でした。
そういうわけだから、暇つぶしに魔王退治に行くことにしました。
この世界には魔王がたくさんいるのです。自称も含めて、それはもうたくさん!
そして、いつの時代も一
人は必ずいる、まじめに世界征服をたくらむ暇人……いや、魔王が。
だから魔王を倒しに行こう! 世界を救いましょう!
そう思い立ち暇人は勇者と魔術師を探し出し、旅立ち、云々と……。
彼らの企む悪だくみ(的な何か)を阻止するために、襲いくる魔物や四天王や魔王をばったばった切り捨てました。
そうして勇者は世界を救ったのです』
「そう言う話♪」
「云々と……って、大事なところ省略しすぎじゃない?」
「じゃあ、あの冒険を一言一句逃さず、丹精こめて読み上げようか?」
「遠慮しておくわ」
先手必勝、即座に断った。
「じゃあ、読むよ?」
しかし同時に、その返事をかき消すようにそう言った。そして間をおかず息を大きく吸い、本を片手に部屋の真ん中で一人芝居を始めた。
「はいはい、そう言う話だったわね。それにしても勇者様はいつまで寝ているつもりなのかしら」
「……ぼくはやっぱりただ流されていくだけなのかな」
布団から出るタイミングを見失い、狸寝入りをしていた勇者は布団の中でそっとささやくのでした。 折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-08-31 07:55:44
56231文字
会話率:42%