公爵家の令嬢ハルシオーネは変身魔法を使って身なりを偽り、ハルとして下町の食堂でウェイトレスをやっていた。
その食堂には何故かハルシオーネの婚約者のクラウス王子がこれまた認識改変魔法を使って別人のクラウスとして毎日のように通っていた。しか
も婚約者がいるにも関わらずハルに興味がある様子。
そんなある日、その食堂に伯爵家の息子ザンデが訪れて料理人を連れ去ろうとする。公爵家の令嬢であるハルは伯爵家の威光など気にせずにザンデの要望を拒否するが、その態度がザンデの興味をひき今度はハルを連れ去ろうとする。
ハルが正体を明かして撃退しようと決意したその時、クラウスが割って入りザンデを撃退する。
守られたことは嬉しいが、ハルとして守られたことが気に入らないハルシオーネ。
しかしクラウスがハルとハルシオーネが同一人物であることを見抜いていたことが判明し、これまでずっとハルではなくハルシオーネとしてクラウスに愛されていたと知り胸の高鳴りが止まらないのであった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2022-06-13 21:35:54
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