ド田舎令嬢の私は、婿養子になるはずの婚約者にあっさり捨てられてしまった。
家族になんと言い訳をしようかと憂鬱な気分で領地へ帰る途中、逃亡青年にでくわす。彼は、わたし好みのカッコいい青年だった。
彼がどうして逃げているのかはわからないけれど、
根っからの悪人ではなさそう。追い詰められ、崖っぷちのわたしは、冗談半分マジ半分で彼に持ちかけてみた。契約結婚してくれないか。婚約者のふりをしてくれないか、と。断わられるかと思いきや、彼は快く了承してくれた。というわけでよろこび勇んで彼を実家にお持ちかえりした。
まさか彼がとんでもない人とは思いもせずに。ついでに、彼をお持ち帰りしたことで、とんでもない人生を歩むことになるとは知らずに。
※ハッピーエンド確約。ご都合主義のゆるゆる設定はご容赦願います。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2024-08-18 22:01:46
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会話率:29%