――神様、お願いします。
次はマジの異世界で。
そしてチート無双しておにゃの子に囲まれるハーレムスローライフを過ごしたい――
そんな夜空に輝く星ですら鼻で笑いそうな若者の願いは冷たい夜風に飛ばされ消え去った。
203×年、突如流星
群が地球に衝突したことにより人類は滅亡した。
会社員を病んでやめてニートを決め込んでいた28歳の依田壮馬は「どうせなら変わった死に方をしたい」と流星群に真っ向から立ち向かい死亡――かと思いきや見知らぬ場所で目が覚めた。
鏡に映るのは見知らぬ少年、目覚めた場所は見知らぬ場所、突然出会ったのは淡い朱色の低いツインテ少女。
まさか、憧れていた異世界転生か!?――しかしその喜びは日本語の文字が並ぶ本を見て冷めた。
だがしかし魔法が使える世界と体質に生まれたことに微妙な感情を抱きながらも、自分たちの星にやってくる不思議な異星人に立ち向かう力を付けるべく、オタク根性で魔法学生生活を送ることになったのだった。
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不定期更新になる予定です。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-01-15 18:42:53
4184文字
会話率:31%
世の中には決して踏み込んではいけない領域がある。犯罪蔓延る闇の世界は勿論のこと、それは陽の当たる表の世界……すなわち在り来たりな日常であっても必ずそこには〝境界線〟というものがある。友人が軽い気持ちで購入した情報誌の案が切っ掛けで、そうい
う境界線を飛び越え、敢えてその領域に踏み込まんとする馬鹿者達のちょっとしたお話。
それは突然幼なじみからの電話から始まった男女四人の夏の物語。「視える!私にも視るえぞ!」心霊スポットとして有名な廃墟と化したその病院で彼らを待ち受けているモノは……
恐いと笑いのコラボレーション
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-25 22:00:00
16731文字
会話率:55%