小さな美術館でアルバイトをしている肖子は、展示室にある絵画「ルシファー」に惹かれていた。
そんな肖子の全財産は、キャリーケース1つ。
ある日曜日、新宿のビアレストランで不思議な雰囲気を持つ富樫という画家に出会い、彼に連れられるまま、新宿の場
末のスナックに行く。
そこに居たのは浮世離れしているオーナーと、怪しげな客たち。そして彼らのなかに、肖子はある人物を見つけてしまう。
人は誰かを救い、救われる・・・そんな話に出来たらいいと思っています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2021-02-26 10:08:37
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会話率:48%