「「幸せ」になれ——それが師として君達へ押し付ける、唯一の言葉だ」
隣国との衝突、秘密結社の暗躍……内憂外患によって平和を少しずつ乱され始めている国、煌国(こうこく)。
亜麻色の髪の青年「導聞(ダオウェン)」は、妻の星火(シンフォ)ととも
に帝都で武館を開設した。
【空霊把(くうれいは)】——形にとらわれない「無形」を重んじる新興武術。
その拳をもって、求めるべき武徳は「幸せ」。
絶望の底であがいていた幼少期、亡き義父より受け継いだそれらの武術と武徳。
導聞はそれらを多くの人へ広めるべく、混沌の時代に伝承という名の種を蒔く——
☆作者の別作品の用語や世界観を一部用いていますが、ストーリー的な繋がりはありません。
☆すでに完結まで出来上がっていますので、毎日少しずつ投稿していきます。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-04-13 16:12:44
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会話率:30%