二十二世紀の地球に、日本はない。
日本があった場所にあるのは、魔物が蔓延る死の世界だけ。
突如として現れたチート転生者の能力によって日本そのものが『デスゲーム』の舞台となってしまった。
元の世界に生きて帰るためにはゲームマスター
である転生者を倒さなければならない。しかし、いきなり訪れたデスゲームに対応出来るものはほとんどおらず、半世紀過ぎた頃には人口が五十万人を切ってしまった。
そんな中、一人の子供に最強の魔法戦士の力が宿った。大人たちはその力を『最後の希望』として転生者から遠く離れた地へ、いつか転生者を倒せるその日まで匿うことにした。
時は過ぎて十六歳となった少女。
彼は村長の元へと向かう。
遂に動き出したのだ。
「村長さん。大事な話があります」
「ふむ……遂にこの時が来たか――」
「転生者のパンツを食い込ませてきます)」
「――おいちょっと待て」
少女の転生者討伐の旅が始まった。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-12-22 22:00:00
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会話率:48%