「光源氏って実はチーレムなんじゃね? 家柄良し、教養あって仕事も出来る奴とか何ソレ。しかも女とっかえひっかえ……俺と替われ」
湯川は堀田の投げた便覧から落ちた紙を拾う。
「竹取物語は元祖逆ハーでアテクシものだな」
「何にしろ、教養も乗馬も
武術もダメな俺は、平安時代でもリア充見てハンカチギリィするしかねェ」
赤点の答案は便覧に戻してやった。
「女は人前に出ないから、噂や楽器、文のセンスで当たりを付けるんだぞ?」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-14 19:43:31
200文字
会話率:72%
おかしいわ。こんな筈じゃなかったのに。
アタクシは、可愛い我が子達に囲まれている。
美しい縦ロールの巻きはいつだって完璧。
涼やかな目許は切れ長で、隠しきれない知性に、見る者をひれ伏させるに足る、薫らんばかりの、滴るばかりの色気。
アタクシの若い頃に生き写し。
あぁ、正に、パーフェクトッ!
ハッ!?
つい取り乱してしまったわ。
本当、美しいって罪ね!
でも。
アタクシ、本当なら素敵なご主人様に買って頂く筈だったのよ。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-13 22:42:19
200文字
会話率:0%
「ボニーは本当に良い子ねぇ」
頭を撫でられるのは悪くないが、マダム、其の香り少しきついぞ。俺様の嗅覚の鋭さを見縊って貰っては困るな。
「あ、ナポレオンだ」
お子様はお断りだ。妙齢のレディになってから出直すが良い。
「クロ、ご飯食べていく
?」
ゴロゴロ。思わず喉が鳴る。あちこちで貢がれる俺様は猫である。
バカ舌だと? 何でも美味しく味わえて幸せなのだ。
フフン、自由な俺様は家も名前もいっぱいある。
ヒモ? ニート? 否。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-09-11 22:35:41
195文字
会話率:15%