来世というものがあるそうです。私の来世は、可哀相な皇女様なのだそうです。戦争で婚約者を失い、悲しむ間もなく求婚者が現れ、その求婚者が3人もいて、それがまた蛮国の王子、婚約者の仇、魔族という最悪の顔ぶれであったという、可哀相な皇女様。結婚を嫌
がって大陸外に逃亡するのは仕方のない話です。因果応報、前世の私が責任を取って身代わりを務めることになりました。……不幸な皇女様には悪いのですが私としては大変ラッキー。身代わりをやり切って、必ず報酬を手に入れます!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-08-19 22:45:32
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