備蓄米を放出しただけなのに国家存亡の危機?聞いてないよ!
若くして農政大臣となった米潰侵太郎は、“庶民の味方”として備蓄米を放出した。 それは、国家の食料安全保障が崩れる序章だった――
農家の衰退、輸入依存、封鎖、飢え。 国民は最後に、“
米を潰した男”を讃えながら倒れていく。
風刺と悲劇が交錯する、近未来食料ディストピア短編。
すべてフィクションです。
実際の人物、団体とは一切関係ございません。
Haynory(はいのりぃ) と申します、
読んでいただければ幸いです。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-06-02 21:46:23
5900文字
会話率:14%