エルトリア帝国の皇女エストリカは、病床の皇帝に代わって国政を取り仕切る枢密院から突如として「ゴルニア属州総督」に任命される。
総督に任じられたものの、エストリカはそれを素直に喜ぶことはできなかった。なぜなら、ゴルニア属州などというものは「ま
だ」存在しないからだ。
一方、諸部族の割拠するゴルニアでは、帝国の影響力を排除し、ゴルニアを統一すべく若き王ウェルティスが立ち上がろうとしていた。
新設の第十二軍団を率いて、弱冠十五歳のエストリカは蛮族の跋扈するゴルニアを平定することができるのか?
本作はカエサルの名著『ガリア戦記』第7巻を下敷きとしたファンタジー戦記です。
2014/5/7追記 一部、表記ミスを修正しました。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-05-01 00:14:11
142819文字
会話率:35%
紀元32年3月。エルサレム総督官邸地下牢に、父の子と神の子、二人のイエスが鎖に繋がれていた。
父の子とは? 神の子とは?
ラーゲルクヴィストの作品に同名小説がありますが、まったく別の方向から主人公イエス・バラバを描きました。
最終更新:2013-11-06 22:19:55
258526文字
会話率:34%
私の植民地総督としての任期はただ一つ。陛下の仰せのままに。
最終更新:2013-10-01 00:00:00
695文字
会話率:10%
1980年代後半 凶悪化・組織化する重犯罪に対抗すべくフィリピン政府は“フィリピン国家警察・凶悪犯罪特別捜査班”(略して“特捜”)を組織する。
それによってフィリピン初の女性刑事、ケイト刑事が誕生した。
実力派歌手の母と元在比米軍副指令であ
った父を持つ彼女はフィリピンをかつて征服し初代総督となったスペイン人レガスピの末裔である。
ずば抜けた美貌と身体能力を持ち、親戚の良人である日本人から“瀬戸の暴れ剣法”と呼ばれた葛葉流小太刀の指導を受けていた。
特捜の刑事として捜査を進める彼女はやがて巨大な闇組織の存在を知る事となり仲間たちと共にその悪に立ち向かっていく。
実際の出来事とリンクして構成された冒険活劇が、今はじまる・・・。
本作品は著者自身のホームページに於いて全文または一部の公開をする可能性があります。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-07-12 11:13:08
77365文字
会話率:29%
尾崎昇朗は幼少の時「アカンナムの棺」をあけてしまったことが原因で、執念を持って死後の世界に堕ちた魂を現世に拾い上げることができる能力を獲得する。それが原因で他者から疎まれてきたが、第3警察・通称「あかびん」の警察官・北条総督にその能力を買わ
れ、殺人事件の被害者の魂を呼び寄せ、犯人を言い当てるという役割を与えられる。総督の読み通りに、昇朗は次々に事件を解決していくが、あるときに彼は地獄の閻魔・断罪王ウェイルストンに人魂窃盗の罪で裁きをくらってしまう。その裁きとは、死後の世界から魂を呼び寄せている間、自身の魂は地獄へと拉致され苦しみを受け続けるというものだった。耐えがたい苦しみをうけてもなお、自分に存在価値を与え続けてくれた総督の為に魂の呼応を止めようとはしなかった。昇朗が葛藤に苦悩している間、総督も戦い続けていた。彼が追いかけているのは「漆黒の咆哮(ブラック・ロアー)」。巨大悪徳組織にして、「冥界の麻薬」という毒物を売買することで暴利を貪っている。総督は、この許されざる組織に最愛の息子を奪われていた。その復讐の念はすさまじく、過激派組織「漆黒の咆哮撲滅委員会(ホワイト・シャットアウト)」を立ち上げ、テロ組織を行っていた。しかし、彼は知らない。漆黒の咆哮の幹部が、自分の上司にして恩師である大瓜長政であることを。彼らの運命は着実に、ある一つの結末に向けて動き出そうとしていた・・折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-11-15 21:52:09
200文字
会話率:34%