高校を卒業してから早4ヶ月。季節はいつの間にか夏に変わっていた。
最後の最後まで進学も就職も選択する事が出来ずに卒業してしまった幸一《こういち》は、未だ何の目標も見出せないまま、ただ毎日時間だけを費やしていた。
卒業以来一言も言葉を交
わしていないどころか、目も合わせない父親。まるで腫れ物に触れるかのように自分の機嫌ばかりを伺う母親。プー太郎の彼氏なんて恥ずかしいと離れていった彼女。お前は自由で良いよな、と嘯く進学した友人。
その全てから逃れたくて、幸一は一人、昨年亡くなった祖母の、今は空き家となった家へと旅に出る。
そこで、幸一はユキという少女と出会い――折りたたむ>>続きをよむキーワード:
最終更新:2011-10-31 23:00:00
945文字
会話率:20%
『俺の知ってる向日葵は、諦めるって言葉を知らない奴だった。』(本文より)
自分の名前の花が大嫌いな向日葵は俺の大好きな人。
何よりも愛おしくて、大切な幼馴染。
でも、そんな向日葵がある日病気にかかった。
それでも、最後の最後まで奴は笑い続け
てた_________。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-08-30 19:25:43
4708文字
会話率:43%
ファンタジーが大好きです。男の友情が大好きです。そんなこんなをいっぱい詰め込んだ作品です。本当は、ただ最後の文章が書きたかっただけなんですけどね・・・この話は、大雑把に言うと、戦いの世、敗戦した国の部下思いの隊長が織り成す物語です。きっとこ
の隊長は、最後の最後まで部下思いなんでしょうね・・・こんな上司が欲しいなぁと思う今日この頃です。(全然あらすじになってない)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-07-29 21:31:19
6652文字
会話率:42%
二畳間の廃屋で、弟と少女は魔法を奏でる。光を求め、熱を求め、二人は未来に手を伸ばす。それを視る私は、自室で一人、呪文を始める。弟のため、少女のため、現実をサーチライトで照らす。魔法を目の当たりにした私は、最後の最後まで断言する。奇蹟は起こら
ず、魔法は存在しない。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-07-14 00:14:56
21739文字
会話率:25%