枯れたはずの桜の木の下で偶然出会った、人間と妖怪。
その出会いから、はや4年の月日が流れ、私の記憶からは消えかけていた彼の存在...だったが...。
高校3年生になった私の目の前に、再び彼が姿を現す。
今回は、昔と一変。
顔に傷もなく、着流しも立派な物を着ていた彼。
なのに、その耳はなんですか?
不釣り合いに大きな白い犬耳が、頭の両サイドに....?!
「あれ?あなたって、まさか妖怪さん?!」
予想外の展開について行けない私。
妖怪と人間がおりなす、危険で禁忌な色恋物語。
「あの時の礼がしたい。お前を吾の妻とする形でな」折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-17 23:54:57
497文字
会話率:30%
僕は彼女の笑顔に救われた。
けれど、彼女はその笑顔に傷つけられている。
最終更新:2013-12-16 21:34:26
802文字
会話率:6%
すべては、王が変わったあの日から始まった。
美女は王の私欲を満たさなくてはならない。王はそんな命令を下した。
国中から美女が連れ去られ、城へと軟禁させられてしまう。
青年 チャールズの姉 イスカはラズロ村一番の美女であった。
そ
れを嗅ぎつけた王がたいそう気に入り、イスカを城へ連れ去ろうとする。
命令だと分かっていながらもそれを抗ったチャールズは王の気を悪くする。
王の命令でチャールズは死刑囚として捕まってしまう。
冷たい牢屋に閉じ込められようとも、彼は祈った。
姉を助けたい、母と姉と再び普通の生活を送りたい。
チャールズの祈りは天に届いた。
彼の前に降り立ったのは神様でもなく天使でもない、悪魔だ。
黒いコートを着た、女だった。
彼女はハンナと名乗る。
重罪人の、指名手配犯の、顔に傷のある女だった。
.折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-04-03 04:58:04
10408文字
会話率:33%
同窓会に出るため十数年ぶりに幼いころ暮らした町に帰った主人公。
年上の幼馴染・弥生が結婚することを知り、会いに行く。
子供のころ喧嘩して、顔に傷を付けてしまったことがきっかけで疎遠になってしまった弥生との思い出を回想しながら、かつての遊び場
だった森の中を散策したりする中で時の流れを実感する。
弥生と再会した主人公は、ようやく謝ることができる。弥生の子供のころの傷跡は跡形もなく消えていた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-09-06 00:25:11
7068文字
会話率:23%