「俺の幼馴染みの由子は、『自殺女』と呼ばれている。しかし、それが俺の前で本当に実行されることはない。何故なら、俺には『明日』が来ないからである」
――――――
西田一郎は中学三年生。幼馴染みの小倉由子は学校で「自殺女」と呼ばれ、あまり人
が寄り付かない。西田自身も目付きが悪いため基本、由子と二人でいる。
ある日、由子が屋上から転落し死んでしまった。そんなときに、西田の身に不思議なことが起こる。死んだはずの由子が学校に来ていたのだ。なんと、由子が死んだ『今日』がずっと続くのである。
「もし『今日』が終われば、由子はいなくなってしまう」
そう考えた西田は、『今日』を何度も味わいながら生きていくことに。しかし、いつ終わるか分からない『今日』にすこし怯えている。
西田は、後悔しない『今日』を送るために、由子と少しでも居たいがために、『今日』も『今日』を過ごしている。
主人公とその幼馴染みの、もう二度とない『今日』を描いた物語。
――――――
「『今日』という日は、必ず終わってしまう。だからこそ、後悔はしたくない」
――――――
番外編「太田と古和田」
三学期に受験を控えている三年生。古和田は十一月下旬にしてもまだ受験する高校が定まっていない。一方、太田は古和田にどこの高校を受けるのかと聞かれてもかわす。
「受験」を前に、二人の関係が徐々に変わっていく――。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-09-04 19:45:30
56479文字
会話率:39%
とある国の端にある田舎村。
ある日突然、記憶喪失の少年が迷い混んできた。名前を聞かれても覚えていない。そんな彼に村の少年と少女が名前をつける。
『名前がない…ノゥ、ネィム…。“ノウ”っていうのはどうだ?』
その日から少年、ノウの新しい生活が
始まる。悲しい別れが訪れるまで。笑いも有りますけどね。
よければ、感想・評価をしてください!折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-06-27 12:00:00
23067文字
会話率:35%
あたしの名前は、つぐはらふみなです。
漢字で書くと、『継原芙魅梛』
歳は?なんて…聞かれても、ちょっと困るよ。
だってさ、あたし…
そちらの世界にいるわけじゃないから。
そちらの世界?
簡単よ。
こうやってさ、携帯のモニ
ター向かって文字打ってるあなたがいる世界のこと!
こちらの世界ってのは、あなたの文字を橋渡しにしてさ、眺めることができる
(そちら側から見れば)
遥か向こうの、あたしらの世界のこと!
引いた?
引いてる!?
引いてない?…無理無理
『彼岸』
なんて言い方もしてるみたいだけどね、
あたし、女の子だから、難しいことわかんないしぃ…折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-07-07 13:49:13
77707文字
会話率:31%
たまには、こんな話はどうだろう?
そこにタマがある。他には何もない。
なぜだ? と、聞かれても困る。たまたま、そうなった。としか言えない。
※他サイトに同ハンドル名で投稿しています。
最終更新:2012-02-10 18:26:49
1389文字
会話率:13%
前世の記憶があるかと聞かれても、その時は、俺は思い出すことができなかった。だが、それからしばらくして、結婚式の場で出会った時、全てを思い出した。
最終更新:2012-01-01 00:00:00
1847文字
会話率:34%
本日、人生に疲れた男(会社員 26歳 独身)が田舎のほうでエンストを起こしました。男は時に苦悩し、時に労働し、バス停へとたどり着きました。
そこに一人の女子高生が来て――
そんな、歳の離れた?二人が織り成す
ハートフルコメディーなのか!?
(いや、聞かれても……
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2011-09-30 23:05:06
11219文字
会話率:61%