二つの世界は同軸上に重なり合っている。それが現世(うつしよ)と隠世(かくりよ)である。隠世には妖たちが住み、現世は我々人間が暮らしている。霊感を持つ高校生・辰巳(たつみ)は、同じく霊感を持つ同級生で神社の息子・卯兎(うと)と妖のからむ日常を
送っていた。しかし、隠世は崩壊の兆しをみせていた。『神』『妖』『人間』『縁』『想い』そして『生と死』…。二つの世界を舞台に繰り広げられる、少年少女とそれを取り巻く大人たちの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-02-09 18:09:20
30996文字
会話率:65%
絶賛就活中の22歳フリーター・広樹は変わり者の親友・大都から仕事の誘いが来る。
「華道一緒にやってみない?」親友のこの一言から始まった。
華道家の親友・大都は華道界では天才と呼ばれている。が、普段は広樹から見るとただの変わり者。
ちよっ
としたアクシデントも⁉︎
二十二歳フリーターと変わり者の天才。
そんな二人が繰り広げるお仕事ノベル折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-03-30 00:00:00
12950文字
会話率:25%
幼少の頃、死に惹かれるあまり人ならざるものへと変貌してしまった一ノ渡紅輝は、十年ぶりに故郷の町へと帰ってきた。彼を手紙で呼び出したのは、紅輝を自身の眷属とした異人の少女リズニア。途方もない時間を生きてきた不滅の魔女だ。
リズニアが紅輝を
呼び出した理由はひとつ。彼女の住む洋館の地下室――驚異の部屋《ヴンダーカンマー》から盗まれた、尋常ではないある宝石を取り戻してほしいためだった。
盗まれたものが「比較的安全な代物だ」という言葉を信じ、のんびりと調査を始める紅輝。だが、ある魔女の企みと少年の願いにより、町に大きな異変が起きてしまう。
谷見ヶ縁《やみがふち》。数多の不可思議な噂が流れ、古い蛇神信仰の残る場所。異界のほとりの町で起こる、人と、人ならざるものの織りなす、数日の「ヒガン」の物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-01-29 03:21:25
180273文字
会話率:45%
心に思い浮かんだ詩を、細々とつづっていきます。
最終更新:2016-01-21 19:08:56
2432文字
会話率:10%
高校二年のハルキは、翌日から夏休みという終業式の帰りに突然現れた水着姿の少女に唇を奪われて気を失ってしまう。目を覚ましたハルキは、そこに現れたキクノという幽霊に促され、少女を自分の家へと連れて行くことにする。ハルキは少女――ヒガンを介抱す
るが、その途中でなぜか彼女に興奮して自分を抑えられなくなり、彼女に触れようとした直前で死神を名乗る男が突然現れ、ヒガンが淫魔でハルキの命を狙っていると警告して去っていく。
翌朝、ヒガンはハルキに自分が幽世から来たこと、そしてカブトという行方不明になった恋人の魂が、今はハルキに転生していることを告げる。魂を現世から幽世に連れ帰ることは死を意味するが、ヒガンはハルキを殺したくないと言い、殺す以外の方法が見つかるまで一緒にいたいとお願いをする。それをハルキは断るが、キクノが説得すると夏休みの間だけという条件で渋々頷く。
ヒガンたちと一緒に暮らすことになったハルキは、水着のような服しかないヒガンのために同級生のチエリを呼ぶ。密かにハルキを想うお嬢様のチエリは、彼の力になろうと手伝うが、ハルキを誘惑し続けるヒガンに振り回されてしまう。
翌日、チエリが自分の別荘へとハルキとヒガンを誘いに来る。ハルキは嫌がるがヒガンは喜び、最終的にはチエリの別荘へ行くことになる。
別荘でヒガンとチエリは互いのハルキに対する気持ちを伝え合い、ビーチでの楽しい時間を過ごすが、その夜に花火をしている最中、チエリが誤ってハルキの護身用毒ラムネを口に入れてしまう。咄嗟にハルキはチエリに口付けをして解毒剤を飲ませるが、その際に自身が毒を飲んでしまい、それをヒガンが助けようとする。しかし、そんなヒガンに、ハルキは最後の力を振り絞って、なぜか自分を殺すように言う。嫌がるヒガンだったが、彼の言葉にカブトの面影を見たヒガンは、彼を信じて二人で幽世へと帰っていく。
幽世へと戻ってきたヒガンは、そこで自分がカイホウシンドロームという病で、それを治すショック療法としてカブトが転生したことを知る。そして二人は、死を越えてより強い絆を手に入れる。
この作品は著者( siou )の個人サイト『てくてく( http://tex2light.textnetyard.com/ )』にて公開している作品の転載です。サイトではEPUB版も公開しています。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2015-05-31 18:05:30
82897文字
会話率:47%
彼、遠藤翔太は疲れていた。地元に帰り、思わぬ再会を経て彼の胸の内に宿るのは、果たして。
最終更新:2014-12-05 23:28:21
4454文字
会話率:54%
和名:ユリズイセン。
60~100種の野生種が存在する花。
以前はヒガンバナ科に分類されていたもよう。
名前の由来は、スウェーデンの植物学者、アルストロメールから。
~花言葉短編シリーズの第一弾~
最終更新:2013-03-21 12:04:12
399文字
会話率:0%