世界からある日突然消えた四季の折り目。春の穏やかな風の中、芽吹く新たな命の光。夏のからりとした暑さ、木陰で感じるひと時の涼しさ。秋の鮮やかな彩り、豊かに実る恵み。当たり前のように世界の中を巡っていたそれらを、ある時ぴたりと感じなくなった。そ
の事に人々が疑問を抱く中、世界は新しい問題に直面する。それは何かと言うと、世界を「冬」のみが巡り始めるようになったのだ。いつまでも暗く立ち込めた雲が覆う空、そこから降り止む事の無い雪。いつ終わるともしれない異常現象。こうして世界は、長い冬の季節に閉ざされる事となる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-03-24 23:44:54
1705文字
会話率:42%
永遠に終わりの無い世界『永遠奏界』。この世界には人間と妖怪が存在していた。いつか訪れる死を恐れているお互いは、助け合う関係だった。その世界に住む一人の高校生「七刹黒」は対象の物質の寿命が見えるという特殊な能力を持っていた。黒はある日、自称タ
ダの妖怪「那雪桜花」と出会う。桜花はその能力で仕事を手伝ってくれと黒に頼むが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2008-03-19 21:51:54
25912文字
会話率:55%