小さな会社の女性社員のあたしはその日、疲れた体を引き摺りながら、外での用を済ませて会社へと戻っていた。普段ずっとパソコンやスマホなどを使いながら、仕事をこなしている。変化のない日常が続いていた。その日の夕方、急に雷が鳴り出し、夕立があった。
折り畳み傘を差して急いで会社へと舞い戻ったのだが……。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2012-08-31 17:50:37
2662文字
会話率:100%
私は雨の日が好き。お互い呼び名しか知らない彼に会えるかもしれないから。最初の出会いは雨の日。ずぶ濡れの私に無理やり押し付けられた傘。今度会ったときに返す約束をした傘は一年経ってもまだ私の手元にある。彼のことはうーちゃんという呼び名しか知らな
い。うーちゃんもナカという私が最初に名乗った名前しか知らない。携帯番号もメールアドレスも知らない。だけど親にも友達にも言えない思いを受け止めてくれる不思議な人。お互いを繋ぐものは何の変哲もない紺色の折り畳み傘のみ。
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最終更新:2012-06-25 14:46:49
4882文字
会話率:25%
「大切なものなんか、全部なくしちゃえばいいのに」
最終更新:2011-08-13 18:00:00
900文字
会話率:58%
学校帰りの俺は、折り畳み傘を忘れてしまってここ30分駅のホールに足止めされている。そんな日常的そうで日常的でないほのぼのストーリー。
最終更新:2006-06-02 16:55:54
1309文字
会話率:32%