〈第一章〉ある日突然彼女にフラれ、途方に暮れていた青年の前に現れたのは、超能力者を名乗る老人だった。
荒廃した今の世界から逃れる場所を提供するため、老人は自由を抽象化したというパラレルワールドを青年に提供する。
全てがシュールで、カオス
な時間。
彼はその場所で、人との関係を絶ち、失恋で出来た傷を癒すのと同時に、自分だけの国家を創り上げていくことを決意する。
〈第二章〉不治の病に侵され、病床で眠る一人の少女。彼女もまた老人の誘いによって、自由な世界へと足を踏み入れることになる。
徐々に大きくなってゆく自由世界。
やがてそれは彼女の心の弱い部分にも入り込むことになる。
〈第三・四章〉麗国の貧しい家庭で育った朱(しゅ)は、腐った王家に反乱を起こすため、理想の国造りを目指す『朱雀教』の革命軍に入ることを決意する。
自分を悩ます不思議な夢に翻弄されながらも、何とか彼は仲間と協力し、勢力を拡げていく。
一切抵抗を見せない麗の軍。敵の奇異な行動に訝しみながらも、彼は戦友と共に成長していく。
〈第五章〉平穏な街で突如起きたバスジャック事件。
拳銃を構える女性の背後には、哀しき運命と逃れようのない定めがあった。
自由、平等、平和。
バスは彼女の命令通りに進み続ける。
〈第六章〉亜国に向かって進む戦士たちとそれを指揮する一人の青年。
張りつめた空気をかき消すように現れたのは、亜国から来たと言う謎の少女だった。
戸惑う彼と、少女の暗い過去。
戦争と平和は互いにかみ合いながら、自由に向けて動き出してゆく。
〈第七章〉私は長い永い夢を見ていたのかもしれませんね。だからこんなにも切ない気持ちが残っているのでしょう。いい夢は喪失した気持ちだけを残して、消えていってしまうから。困ったものですね。
もうすぐ誰かが私のもとを尋ねてくるような気がします。
〈最終章〉-------------------------------------------折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-08-19 00:00:00
175362文字
会話率:34%
テトラポットで遊ぶ少年を見かけた青年は…。
最終更新:2017-06-28 23:59:45
713文字
会話率:58%
記憶のかけら…今まで数多く、少年少女を初めとして、老人や青年などの記憶の積み重ねがあった。それが一つ。また一つ。小さいものではあるが他の記憶とつながっていく。―――――リハビリ作品
最終更新:2016-07-22 05:12:30
5787文字
会話率:69%
木村さんと初めて出会ったのは中学二年生だった。
それから何年もの日々は流れ、僕らの縁は未だ切れずに二人は大人になり、
それぞれの場所で生きていく。
人生の節目節目で再会し、そして別れて元の生活に戻っていく。
少年は青年になり、中年になり、老
人となり
少女は女性となり、熟女となり、老女となり
これはそこまでの記録。
これはそれだけの物語。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-07-12 05:30:12
3281文字
会話率:20%
仕事中心の生活で何の変哲もない毎日に嫌気がさしていた青年。
そんな毎日に限界を感じ、未来を変えようと取った行動は・・・死ぬことだ。
しかし、結局はそれすらもできずに生き続けているのが現実だった。
そんなある日、青年は過去の自分と同じ『目』
をしていた少年と出会う。そう、本気で死のうとしていた頃の『目』。青年は少年を放っておくことができなかった。
少年の『目』から自分の未来について真剣に考えるようになった青年のもとに、「ありがとう」と言って急に現れた老人。しかし、青年はその老人とは初対面だった。
突然現れた老人の正体、そして青年と少年の二人の未来はどうなるのか・・・。
/////初めての小説・投稿になります。一度読んでいただければ幸いに存じます/////折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2016-04-02 00:58:41
52396文字
会話率:36%
大切なことは忘れてしまったんだ。自分でもどこに隠したのか覚えてない。
「考えなさい。ゆっくりとね、まだまだ先は長いよ。今はまだ思い出す時期ではないのだろうから」
一緒に旅をした老人にそう助言をもらった少年時代。今は成長して青年となった黒
髪のハルビ。彼が進み見つけるとき星も回るのをやめる。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2014-11-10 10:12:05
2640文字
会話率:45%
子連れの主婦、妻を亡くしたご老人、喧嘩をしている少年たち。大事な日を前にして、好きな女の子に告白する丸坊主の青年。
そんな人々を見て、私は何を思うのだろうか。
最終更新:2012-07-20 02:54:42
4404文字
会話率:49%
青年は自ら思考を中断した。化け物となった自分を止められるのは、この少女だけなのだと。光を見出すことを諦めた青年は、闇に飲み込まれる。魔王になり損ねた少年、若き日に勇者失格の落胤を押された老人、そして《闇》と呼ばれる少女と謎の獣――――物語
は今、始まる。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-11 18:08:27
7529文字
会話率:23%
電車に乗り込んだ主人公。
次の駅で乗り込むは親子。その少年は具合が悪そうだ。
次の駅で乗り込むは老人。その老人は具合がよさそうだ。
そんな車両で乗客がとった行動とは。
ココロアタタマル物語。
最終更新:2010-03-12 23:17:14
285文字
会話率:0%