中原直樹は元高校球児の警察官。将来刑事を目指すも、現状サイバー犯罪対策課勤務で不慣れなITを触っており、若干腐っている。巷ではDGP(ドラッグパーティー)と呼ばれる組織がダークウェブを駆使して暗躍しており、直樹はその組織の活動を気にしてい
た。ある日、一人の美人な新聞記者が接触してきて……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2019-01-14 19:03:09
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会話率:51%
都内に住むハッカーの真金輝(テル)は、叔父の伊藤 亜乱(アラン)から12年前に失踪した父の話を聞かされ、父からのUSBメモリ(Yubico)を受け取る。従兄弟である伊藤梨良(リヨ)と共にYubicoの謎を解く。暗号を解くと、普通のブラウザで
はアクセスできないダークウェブのURLが出てきた。しかし準備しても接続できない。次にハッカー向けツールで脆弱性診断を試みると、空きポートと最初の通信内容が判明した。テルとリヨは最新のVR機器で接続し、ダークウェブでミス・ボーに遭遇する。
ミス・ボーは、ゲームを提案。勝利後、ダークウェブは証明書を交換しない限り、誰とも話せないと告げる。またきちんと話す為には、ある場所に行く必要があると告げる。そこでYubicoに入っていた証明書を見せると、ミス・ボーは証明書を交換してくれた。すぐにミス・ボーから暗号メールが届く。暗号メールの内容は特定の場所の詳細と時間が書かれていた。
特定の場所とは厳重に管理されたデータセンタ(DC)だった。このDCに入るためにソーシャルハックを試み成功。侵入した先には、未公開のTorルータがあった。ここで叔父がTorルータを確保するためにDCに侵入。しかし、上手く行き過ぎた事を警戒していたテルに察知され、DCの床下に潜り回避。テルはTorルータとの接続を図る。リヨは床下に入れないよう、DCの消火設備を起動させるふりをして時間を稼ぐ。
テルは接続した世界で、ミス・ボーに再会。証明書を交換が必要なのは同じだが、1人だけ名前を言えば、取次はしてくれると言う。テルはキャリッジリターン・ラインフィード(CRLF)と告げると取次をしてくれた。CRLFと対峙する。
CRLFは2つのクラック方法を教えてくれた。1つはルータに偽の経路情報を書き破綻させる方法、もう1つは日本にあるDNSサーバに偽の情報を書き破綻させる方法だった。2つとも成功すれば日本のインターネットが数時間、停止する。その鍵となる証明書はYubicoに入っていると告げる。テルが取った行動は、ダークウェブと全ネットワーク管理者、DNS管理者に、平文でクラック方法を送信することだった。危険度に気付いたハッカーが対策を行うはずだと信じて。
有名ハッカーにはなれなかったが、テルはリヨとの良い未来をハックしたとして、思考を柔らかく未来に向ける。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2018-10-23 16:57:32
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会話率:65%
深層webにまつわる話
「kill for me」
鴉と胡桃
ニコニコ、youtubeで朗読しています
http://www.nicovideo.jp/mylist/60151062
https://www.youtube.com/pl
aylist?list=PLcXvih00sttwLgLUIhTmUpnweuHYshUyC折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2017-11-09 21:00:00
4999文字
会話率:7%