英名は傀儡師(パペッター)。和名で傀儡師(くぐつし)。
幻(げん)糸(し)と呼ばれる見えない糸を紡ぎ、手も振れずに万物を操る異能力者。理を操作する操り人――と、古い書物にはラスボスクラスの紹介がされてはいるが、それは過言極まりないことだ
った。
操れるものなどヒトを模した人形くらい。それも調子がよければの話であり、大抵の場合は失敗に終わる。ほかの傀儡師がどうかは知らないが、少なくとも工藤(くどう)美咲(みさき)は失敗することのほうが多かった。
そんな美咲の前に人形が現れた。Yr-03アキト・ユル・イチイ。現行の自動人形(オートマタ)、第6世代人形(ゼクステ マリオネット)を越える第7世代人形創幻系列試作機(ジープテ マリオネット テストタイプ マギ)――通称【創幻人形(マギノイド)】の試作機として造られたアキトは、社会適応テストのためハウスキーパーとして工藤家に訪れたのだ。
美咲とアキトのドタバタ生活は、こうして始まったのである。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-03-10 14:20:29
122408文字
会話率:50%
時は2189年。
本という古典的情報管理システムは今や旧時代の産物となり、いまや新しいネットシステムが情報を管理していた。いまや書物は、古典の授業に出る物でしかなくなったその時代・・・見た目は普通の高校生……麻原言太もその授業を受け、本を身
近にしていない少年だった。しかしその少年は、人にはいえない、ある『秘密』を持っていた。そんな彼の前に、ある少女が現れた。黄色い雨合羽を被った幼い顔の少女は、紅い血でべっとりと濡れたアイスホッケーをもち――――――彼と……『本の管理者』と出会った。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2009-12-26 01:37:56
5854文字
会話率:29%
闇に潜む、古びた建物。そこにいるのは、あらゆる薬品と書物と、現世に失望した青年。
最終更新:2009-03-01 17:09:39
2483文字
会話率:30%
速読と丸暗記という才能で国の書物を読み尽くしてしまった少女。知らないことはないと傲慢になっていたころ、伝説の書の話を耳にして。
最終更新:2008-05-16 06:03:48
2664文字
会話率:10%
僕の気持を書物にしました為になるかは分りません
最終更新:2008-03-23 17:56:33
1195文字
会話率:0%
西暦2007年東京。歴史好きの達哉が見つけたのは古い本だった。延宝九年。今から300年以上も前に書かれた書物見つけた達哉は好奇心に駆られ、本を読みふける。それは戦国の世、天下統一を目の前にしてこの世を去った織田信長に仕えた一人のくのいちの話
だった。この物語は、織田信長を支えた、歴史の表舞台には出てこない影の立役者であった彼女の人生を書いたストーリーである。この話はフィクションです。登場人物や場所は実際とは少し異なります。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-12-25 17:40:09
7564文字
会話率:47%
ありとあらゆる文字列を収めた書物「無限の書」からの抜萃。通俗的な用語を使用するならば、短編集。
最終更新:2007-10-07 00:49:37
3640文字
会話率:54%
これは少し昔の物語。魔法国家と科学国家との間で「セイバー大陸間戦争」と呼ばれた戦いが勃発した。その戦争で未曾有の戦果をあげた者達が、魔法国家プレア王国のワルキューレ隊である。聖女の再来は、戦後もプレア王国の伝承として長く語り継がれている。し
かし一説によると、とんでもない問題集団だったと指摘する記録が残っていた。開戦前からワルキューレ隊を指揮した一人、フィルデガルド・ライアンバーグ直筆の書籍に。歴史の裏側は、奇しくも理想とは掛け離れた史実となるのだ。今、ワルキューレ・ハーツと記された書物が紐解かれる……折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-05-12 12:42:55
33978文字
会話率:36%