妻が死んだ。正確には元妻だったが一昨日までは妻だった女が死んだ。嘘みたいな土砂降りは事故の起きた日から3日間だけ続いて、4日目には夢だったみたいに空から雨雲は消えていた。
最後の雨の日にそいつは現れた。気味の悪い、手品師みたいな笑みを浮かべ
て。
「悪いんだが、少しだけ雨宿りさせてくれないか」
そう言って風祭の前に現れたのは忌々しい雨の匂いをその身体にまとわりつかせた、ずぶ濡れの猫のような瞳の男だった。
雨嫌いの絵描きと彼を訪ねる雨男の短いお話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-10-10 03:30:54
2162文字
会話率:14%
25歳独身成人男性、そんな味気も色気も何もない肩書きをお持ちの俺は、ある日自らを神と名乗るなんともまぁ痛々しい同じく25歳(正しそれなりに充実した生活を送っている)の男に晴れて見初められる事となった。全然晴れてなんて気分じゃねぇし。おまけに
どんどん俺の周りにはムサイ男ばかりが増えていきやがる。これこそ真に運命の悪戯。転落人生の始まり始まりって感じですね分かります。(一応毎日更新中)折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-07-28 23:45:36
16490文字
会話率:36%
中学生の少年、啓は町にやって来る怪しいサーカスの広告に胸を躍らせます。しかし家族は彼がサーカスを見に行くことにあまり乗り気ではありません。それには啓の過去に関係するある秘密があるのでした。サーカスを見に行った夜、ある事件が起こり、啓はひょん
な事から鏡の世界に入って行かなければならなくなってしまいます。そこは、おかしな道化師、怪しい手品師、生きている人形、死に神などがいる世界。あなたも啓と一緒に不思議な世界に行ってみませんか?無事に戻ってこられる保障はありませんが…。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2010-04-12 00:11:59
275273文字
会話率:43%
売れない手品師、Mr.トリッキーと貧しい少女の物語。
最終更新:2010-01-05 14:35:58
3393文字
会話率:49%
彼の名前は、上月渉(こうづきわたる)。だが、渉は普通の手品師ではない。何が違うのかと言うと、渉は魔法が使えるのだ。そのことで、絶対にばれない手品を作り上げてきたのだ。そんな渉が、いきなり異世界に飛ばされてしまう。そこで出会った人にいきなり、
「魔王様」といわれたしまうのだ。そんな、いきなり異世界に飛ばされてしまった渉の笑いあり涙ありのストーリーの第一話。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2007-05-08 19:37:05
16962文字
会話率:38%