『英傑』と呼ばれた十三人の騎士たちがいた。
彼等は破壊と狂気を招く漆黒の魔神、カトラス・エグナイル率いる魔神達を闇の谷底へと封じ込め、世界を平和と調律をもたらした。
その栄光を称え、十三人の騎士達に『英傑』と呼ばれる称号と十二の国を分け与
えられ、世界は徐々に安寧の時を過ごし始めた。
そして、幾閃の星が流れた世界で一人の青年が旅をしていた。
青年の名はライオネル・エクター
誰にも知られず、孤独の中で生きる『英傑』の一人。
そして、青年を中心に世界は再び破壊と狂気の渦に巻き込まれていく。
これは、世界の光と闇の物語。
紐解けばそこには禁じられた真実がある。
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-12-04 21:26:29
24401文字
会話率:42%
十一月二十六日。
この日、自称名探偵を名乗る男、保志巻 紳士 : ほしまき しんじはとある一軒家から姿を消した一匹の三毛猫を探してくれと依頼された矢先に、姪である保志巻 雫 : ほしまき しずくが通う高校で殺人現場を目撃する。
そして、その
犯人は雫が想いを寄せる学校の先輩でありその事実を受け止められない雫と半ば強制的に事件を追わされる紳士達二人が織り成す、罪と罰が絡み合う記憶の物語。
記憶なんて無ければよかった。
少年と少女が初めて知った運命は、どこまでも暗い光が夕闇を射していた。折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2013-11-16 15:19:37
2039文字
会話率:25%