彼がいないこそ世界は睨み合っている。彼がいないこそ強者達は栄達を極めた。彼がいないこそ技術は発展した。結構、大いに結構。這いつくばることはない。惨めな死を迎えることもない。無価値だと捨てられることもない。偉大にして高慢なる国家は我が世の春を
謳歌し、強者達は我こそが最強であると謳い、最高の防御手段は詩人達に歌われる。ならばこそ、だからこそ、【もしも】の世界に叩きつけてやろう。教えてやろう。【本筋】において列強を粉砕し、強者を屠り、あらゆる手段、戦術が無価値と断じられることになった原因を。最強を!
折りたたむ>>続きをよむ最終更新:2025-04-21 19:16:11
6004文字
会話率:43%